貧血ガイド TOP ≫ 貧血の基礎知識 脳貧血

脳貧血

脳貧血とは、主に脳への酸素の供給が低くなることによって引き起こされる貧血の1つです。脳貧血の症状は、時折貧血ではなく「低血圧」に分類されることもあります。特に、椅子に座っている状態から急に立ち上がった時に発生しやすい症状で、鉄分不足と直接的な関係はありません。

人間が直立している状態だと、地球の重力の影響で血液は下の方へ引っ張られているので、上半身を流れる血液は減少するはずなのですが、身体にもとから備わっている自律神経というものが下半身の血管を収縮させ、上半身に血液が流れるように調節しています。

この自立神経による調節が出来ず、上半身に十分な血液が巡らなかったことにより、めまいや立ちくらみなどの脳貧血が起こります。動脈硬化を持っているお年寄りに脳貧血が起こると、それをきっかけとして、狭心症、脳梗塞や一過性虚血性発作、心筋梗塞、不整脈などを誘発し、死に至る危険性も十分に考えられます。

脳貧血の原因として考えられるのは、他の病気による自律神経の障害であったり、大動脈弁狭窄症、アジソン病、パーキンソン症候群、僧帽弁狭窄症、副腎機能不全などの病気が原因になることもあります。

また、降圧薬や精神安定薬の服用によって、脳貧血が起こる可能性も考えられます。このように、原因の特定が出来るものを「症候性脳貧血」、病院で調べても特別な原因のわからないものを「特発性脳貧血」と分類します。

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